このブログは、40代 eSpiritリーマンが「 なんとなくスピリチュアル的」なことに関してつづっています。
「宇宙戦争」のラジオ版がアメリカ人の宇宙人騒動の先駆けであった
スティーヴン・スピルバーグ監督がトム・クルーズ主演で映画化したのが、
「宇宙戦争」2005年です。
トム主演の映画はこけたようですが、
オリジナルのH・G・ウェルズの人気SF小説(1898年)のラジオ番組(1938年)は
大変な人気を博したようです。
1938年頃からアメリカでは宇宙人の話が普通に信じられていた?
有名な、ケネロス・アーノルド事件*1やロズウェル事件*2もこのラジオ番組の後ですね。
↓ロズウェル事件の記事
実は1870年代から宇宙人とUFOの目撃はあった
フライング・ソーサーの語源となった出来事
Flying (飛ぶ) Sauscer(円盤)となります。
1874年
ジョン・マーティンという米国テキサス州の農夫が, 頭上を通過する大きな円形の物体を目撃した。彼はそれを, ”円盤(ソーサー)” と呼んだことで, 円盤という言葉が歴史に名を残すことになったそうです。
そして、
1947年
6月 ケネロス・アーノルド
正体不明の物体が空を飛んでいるということが世界的に認識され、フライングが追加されて、「フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)」という言葉が生まれたようです。
7月 ロズウェルUFO墜落事件
ニューメキシコ州ロズウェル付近(コロナ)に墜落したUFOを, アメリカ軍が回収したとされる事件。
1952年 アダムスキー金星人会見事件
11月 米カルフォルニア州モハビ沙漠で,アダムスキーが, 円盤から降りてきた金星人と会見
12月 9:10AM米カルフォルニア州パロマ・ガーデンズで, アダムスキーが,反射望遠鏡で円盤を撮影
ジョージアダムスキーは、人類初の宇宙人との会見したと金星人オムネクオネクが断言
「宇宙戦争」ラジオ番組の内容は?
ナショナルジオグラフィック、「宇宙戦争」、パニックはなかった?、が詳しく説明していますように、火星人襲来のリアルな描写は、一部のリスナーをパニックに陥れたそうです。
さて本題に戻りますが、
1938年当時はハロウィーンで、米国民はラジオのチャンネルサーフィン(例:テレビのチャンネルを次々と変えるように)をしていたようです。
ラジオ番組開始には、わざわざ前置きとして下記の説明がしてあったそうです。
コロンビアラジオ放送ウェルズの
ラジオ番組「マーキュリー・シアター・オン・ジ・エア」の・・
とイントロが入ったようですが、沢山の人がラジオ・チャンネルサーフィンを
していたので、イントロを聞かずに途中から聴いてしまい人々がパニクったそうです。
要するに、
番組構成としては、普通の番組中継途中に突如、臨時ニュースとして火星人の侵略が報じられて、生放送では多くの聴取者を恐怖に陥れたとされています。
下記の動画をみると確かに実際に起こっているようにリアルに聞こえます。
03:05から急に臨時ニュースが流れます(英語字幕付)
3:48には人々の怒号が聞こえ、
宇宙人が一般人に向けてビームで人が蒸発してしまう場面があります。
当時の新聞記事では、なぜ国民はこんな嘘に騙されたのだろうか?
The Nation left to wonder how they possibly could be so gullible. とつづってます。
宇宙戦争(うちゅうせんそう) 英語名:The War of the Worlds
1898年 H・G・ウェルズ原作
1938年 ラジオ番組
1953年 監督:バイロン・ハスキン、ジーン・バリー*3主演、(配給パラマウント)
2005年 監督:スティーヴン・スピルバーグ、トム・クルーズ出演(同上)
日本の同時期のUFO事件
1927年
関東大震災の時、横浜市で被害にあったKさんが, 被災現場から避難中, 空中に現れた円盤に誘導をしてもらい, 無事安全な場所まで逃げることができた。
まとめ
映画「宇宙戦争」は、イギリスのH・G・ウェルズ(イギリス)の人気SF小説「宇宙戦争」が原作であり、1938年にラジオ番組化され、全米中を震撼させました。
これは、1947年のロズウェル事件よりも前に、既にアメリカ人のUFO騒動の火付け役であったようです。事実性としては、ロズウェル事件が数段上だと思いますが、いろいろ経過を追っていくと面白いですね。
スピリチュアルとは少し違いますが、UFOもまだまだ知らないことだらけですね。
*1:(1947年、この事件によって正体不明の物体が空を飛んでいるということが世界的に認識され、「フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤と訳される)」という言葉が生まれた)
*2:(1947年7月8日にロズウェル陸軍飛行場が発表したプレスリリースである。このプレスリリースの中で、軍は職員がロズウェル付近の牧場から潰れた「空飛ぶ円盤(flying disc)」を回収した」と発表した。しかしその数時間後、第8航空軍司令官はこのプレスリリースを訂正し、「RAAF職員が回収したものは「空飛ぶ円盤(flying saucer)」ではなく、気象観測用気球であったと述べた)
*3:(最もボンドに近く、そして実現しなかった俳優とも呼ばれ、かねてから「007」ことジェームズ・ボンド役の候補者として常に名前が挙がった人物としても有名であった。ショーン・コネリーと役を争い、そして3代目のボンド役をかけて再び白羽の矢が立ったものの、結局ロジャー・ムーアに敗れた)