リーマンのスピリチュアル立ち往生日記-eSpirituaLiterature

スピリチュアルを日々の生活に取り入れながらはたらくリーマン

アトピー性皮膚炎には黒湯がお薦め!東京のど真ん中で湯治 

このブログは、40代 iSpiritsリーマンが「 なんとなくスピリチュアル的」なことに関してつづっています。 今回はアトピー体質40年以上のなんちゃって温泉湯治方法です。

「温泉は入っている時間じゃないんだよ。回数だよ。」と思います!

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、皮膚症状が悪くなったり改善したりをくり返し、強いかゆみのある湿疹が認められ、そして家族にぜん息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎の持病をもった人がいるか、本人自身が上記症状に複数回かかったことがあることが定義だそうです。

簡単に言うと、普段から皮膚が赤く乾燥していて常に痒みのある状態である。

 

子供の時に私はアトピー性皮膚炎でしたが、大人になってからはアトピー体質へ良化したと言えるかもしれません。

 

わたしは、温泉地に10年以上赴任していた経験があり、当時は家のお風呂を使わず週2-3回は温泉に浸かっていました。出張などで2週間位入らないと頭や腕に湿しんができてしまい、症状を落ち着かせるために、近所の温泉に連続5日間ほど通うと症状が落ち着いてくる感じでした。(その理由はこの下の文章を読んでいただくとわかります。)

アトピー性皮膚炎に最適な泉質の温泉とは?

温泉水の泉質の刺激性については、一部のアトピー性皮膚炎でも、皮膚乾燥性の皮膚病の人にとっては硫黄成分が少ない泉質である方がよいそうです(個人によります)

 

おすすめは、皮膚乾燥性に良い泉質は保湿性の高い成分が含まれたものです。

具体的には、ナトリウム・カルシウム塩化物泉や炭酸水素塩泉です。

ナトリウム・カルシウム塩化物泉は太古の昔、海の底であった土地(化石産地など)が隆起してできた地層にわいています。

 

前述のように、わたしが毎週のように浸っていた温泉はこれらの泉質がメインでした。
①ナトリウム炭酸水素塩泉(低張性アルカリ性高温泉)

②アルカリ単純泉、弱アルカリ性イオン泉、ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉

③ナトリウム・塩化物・炭酸化水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)

逆に草津温泉など、硫黄分が強い火山性の温泉は、アトピーの症状次第ですが、肌はカサカサになってしまうかもしれません。(個人によります)

 

冬の東京の乾燥肌にはきつい

ずいぶん前ですが、東京に赴任したての頃は、冬の東京の乾燥肌にねを上げてしまいました

アトピーの人が水道水のお風呂に入る際の注意点

水道水のお風呂から出てものの10-20分程度で湯冷めした経験ありませんか?

風呂好きの間では、「半身浴しないと体が温まらない」、「高温で骨の芯まで温まらないと」とよくいわれています。一度でもこのことを疑ったことはありますか?

水道水は飲料水用途の為、水が美味しく飲める濃度の目標値として、1ℓあたり1.0mgの塩素(「残留塩素」といいます)が提唱されています。

地域によって濃度にばらつきがあるようですが、この残留塩素が高ければ高いほど、セラミド脂質などの肌を保湿する成分も一緒に殺菌してしまい、皮膚の表面(角質)が弱いアトピーの人はカサカサになりやすいとも考えられています。

皆さん知っていますか?冬の東京のカラカラ度は全国一なんです!

 

本来なら、アトピー性皮膚炎などは医療機関と民間療法を併用しながらなおすのがよいと思われますが、われわれリーマンは仕事も家庭もあってなかなか時間がとれませんよね。そして、東京で見つけたのが黒湯でした。

そもそも入浴の効果とは?

入浴の効果を具体的に考えたことはありますか?

①お湯の温度35-38℃の低温浴の場合、副交感神経が高まり精神的ストレスが和らぐとされています。(もっと高温42-44℃にした場合、交感神経が高まり眠気がとれて、リフレッシュするようです。)
②水圧で全身の血行が良くなる。
③浮力で心身ともにリラックスする。
④体の汚れがとれることにより、皮膚の角層の老廃物や汚れ、細菌やカビがとれ

(これはアトピーには好都合です)

黒湯って知っていますか?

黒い色をした温泉です。

「黒湯」は東京都内の銭湯や、千葉・神奈川など、関東地方でよく見られます。
地下の深いところから温泉は掘り起こし、その中でも有機物フミン酸(植物の成分海藻・植物が腐敗したが溶け出したもの)や、硫黄化合物が含まれるもので黒色をしています。


太古の昔に海の底に沈んでいた関東平野の海藻を含んだ地層から何億年という長い年月を経て湧出している真っ黒な温泉です。

大げさに言うと、何億年経過すると石油になる可能性がある地下水でしょうか?

黒湯の分類と成分は?

黒湯は療養泉(泉質)の分類になるそうです。
例えば、療養泉は
①ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)
②ナトリウム塩化物泉(食塩泉)などに該当する。

東京の温泉の特徴である黒湯は、
①ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)、②ナトリウム塩化物泉(食塩泉)、

そして③メタケイ酸泉にフミン酸が加わったもの

 

温泉と療養泉の違い


温泉というくくりの中に、療養泉があります。
温泉というくくりの中に療養泉

 温泉とは?


「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガスで温泉は主成分により炭素水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、その他の温泉に区分されます。  (環境省) 
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000125

・温度(温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上)
・成分 炭素水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉など

したがって、黒湯は「炭酸水素塩泉」「塩化物泉」であることと、採取されるときの温度が摂氏25度以上であれば温泉といえるのでしょう。

鉱泉とは?


鉱泉とは、中から湧出する温水および鉱水の泉水で、多量の固形物質、またはガス状物質もしくは特殊な物質を含むか、あるいは泉温が、源泉周囲の年平均気温より常に著しく高いものをいいます。
これは温泉とほとんど同じです。
つまり、温泉法で定めた温泉のうち、水蒸気その他のガスを除いたものが鉱泉で、鉱泉のうち一部が療養泉となるのです。

療養泉とは?


(環境省が定めた「特に治療の目的に供し得るもの」)
温度及び成分の質・濃度から、「特に治療の目的に供しうるもの」を、療養泉として定義されています。
表2の温度又は物質を有するものと定義されています
療養泉には泉質名がつき、「適応症」が認められます。

炭酸水素温泉
硫酸塩泉・・・・・など

時間が経っても変化しにくい黒湯
温泉は一般に、地下から地表に出た瞬間から変化(劣化)し始め、時間がたてばミネラル成分のほとんどは温泉水から失われてしまいます。

温泉が地表へ出た時に、温度や圧力条件が急激に変化するからです。黒湯は時間がたってもほとんど変化しません。フミン酸などの有機物は、普通の状態では分解されにくいので、これに結びついたミネラル成分は温泉中に溶け込んでいます。黒湯は、この様な形で体に良い成分をたっぷりと含んでいるのです。

*逆に言うとミネラル成分が不足している状態は、われわれの食生活に現れています。
スーパーで売られている野菜などは、ミネラル不足とよくいわれていますが・・・理由は以下です。
私たちは、農薬、除草剤、そして有機栄養素を補給せずに農業を続けることで、フルボ酸を含む腐植土壌を喪失させてしまいました。痩せた土地でできた作物を食べる私たちの体は実は健康に必要なミネラルを欠いています。

 

フルボ酸、フミン酸とは


アミノ酸、酵素、ビタミン、ミネラルなどの天然有効成分を豊富に含み、肌質改善に高い効果があると期待されます。特にフミン酸はアトピーの大敵である黄色ブドウ球菌の殺菌や除菌に効果があり、アレルギー抑制効果が、第三者機関での有用性データ(チャレンジテスト)で認められています。
フルボ酸、フミン酸は植物などが微生物による分解を経て形成された最終生成物で、人工的に生成することはできません。


自然界の有機物は生体有機物と非生体有機物(腐植物質)に分けられるが,腐植物質は植物,微生物,プランクトンなどの生物の死後,生体有機物が微生物や地化学的プロセスにより生成した物質の総称である.腐植物質は自然界に広く分布するが,有機溶媒,水,酸,アルカリにも溶けないヒューミン,水溶性で中性やアルカリ性で安定であるが酸性で沈殿するフミン酸,さらに pH が 1 以下で沈殿するヒマトメラニン酸,それに酸性でも安定に溶存できるフルボ酸の 4種に分類される
東京都蒲田地域の黒湯温泉中のフミン酸の熱分解より
http://www.j-hss.org/journal/back_number/vol68_pdf/vol68no4_230_239.pdf

黒湯に関した学術的論文

「東京都 23 区内の温泉と期待される温泉医学的効果」*1にはこう書かれています。
温泉地とは認識されていない東京都23区内64の源泉を調査し、その温泉成分と医学的効果について考察した。
「この調査を通じて確認できたことは、都内に高濃度のナトリウム塩化物泉や弱アルカリ性泉などの十分療養泉として活用できる温泉があり、温泉医療に十分利用可能なことである。都内には温泉療法医も多く、温泉療法の対象となる人口も多いのが現状で、ごく身近に効果の期待できる温泉も多数存在している。自然の環境的要因を期待することは困難かもしれないが人工的な環境も利用可能であり、東京都区内は十分活用できる立派な温泉地と考えられる」


・従来困難と考えられてきた都内での温泉療養」も不可能ではない。
・温泉銭湯を日常的に利用することによって、温泉療養と同じ効果が期待できる

① 海水に近い4%の食塩温水では体温が1.5℃程度上昇し低下するまでに時間がかかるのでいつまでも温かい
② 重曹は水に溶けるとアルカリ性になり、石鹸効果を発揮し、「美肌の湯」として知られる清浄効果がある
③ メタケイ酸には皮膚を保護する作用があり、荒れ肌などに対する医学的効果が期待できる
調査対象23区温泉リスト
*残念ながら、このリストの中にコロナの影響、都市再開発計画のなかで消えていった銭湯も複数あります。

黒湯はなぜできる?
詳細はこちらを参照http://黒湯はなぜできる?

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まとめ


・黒湯は鉱泉の一部で「特に治療の目的に供しうるもの」に定義される療養泉に属する温泉です。
 東京の温泉の特徴である黒湯は、①ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)、②ナトリウム塩化物泉(食塩泉)、③メタケイ酸泉にフミン酸が加わったもの

・温泉(源泉)は一般に、地下から地表に出た瞬間から劣化し始めますが、黒湯に含まれる「フミン酸」は空気に触れても劣化しません。いつでもミネラルたっぷりあります。
・フミン酸はアトピーの大敵である黄色ブドウ球菌の殺菌や除菌に効果があり、アレルギー抑制効果が認められています。

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自然の力を利用して自然治癒力を高めましょう!
yareba-nantokanaru.hatenablog.com

*1:国際医療福祉大学大学院の前田眞治教授のチームが行った東京の温泉に関する医学的な調査研究