体内の記憶で有名な池川明先生のYoutube動画を見ていて、ある本についておもしろい発言をしていたので早速取り寄せてみた。
「マジカル・チャイルド」ジョセフ・チルトン・ピアス(日本教文社)
マジカル・チャイルド育児法: 誰も知らなかった脳発達のプログラム
『Magical Child』が全米で爆発的なベストセラーとなったそうです。
当時の胎児期から幼少年期にかけての脳の発達に関する新事実が満載されていた
いちばん驚いたのは「ウガンダの母と子」の話だったので、その部分を引用します。
一番したにその時の池川先生のYoutubeリンクを張っておきます。
母親と赤ん坊はキヅナで結ばれている。
自宅出産したウガンダの赤ん坊は泣かない「笑う」
キヅナとは非言語的な心のコミュニケーションの一種であり、通常の合理的、直線的思考や知覚の外で、あるいはそれらを超えて働く直感的な親交のことである
自宅出産したウガンダの赤ん坊は、生後4年まで欧米の子供たちより数か月成長が早い
第5章
マルセル・ジーバーが国連児童基金から助成金を得て、栄養不良が子供の知能に与える影響を研究するためアフリカに旅行した。
彼女右派主にケニアとウガンダの子供に研究対象を絞り画期的な発見をした。
これまでどこでも観察されたことのない早熟で賢い、知能の進んだ幼児を発見したのである。これらの赤ん坊たちは遅くても生後4日目から絶え間なくうれしそうに笑っていた。血液分析をしてみると、その生後4日目までに出生 ストレスに関連がある副腎ステロイドがまったく見られなくなっていた。感覚と運動を協応させる学習や全般的な成長も顕著であった。
これらのウガンダの赤ん坊たちは欧米の子供たちより数か月成長が早く、生後4年目まで知的発達の優位性が保たれていた。・・なぜ成長が止まるのかは7章で述べられる
こられの赤ん坊は、通常母親自身の手による自宅出産であった。子供は絶対に母親から引き離されず、母親は絶えず赤ん坊をさすり、なで、唱を歌ったりした。
母親は裸の胸にぶら下げた吊る帯の中におしめをつけない赤ん坊をいれ、絶えず一緒に連れ歩いた。
彼女は自分の子と共に眠った。赤ん坊はいつでも自分の欲しい時に乳を飲んだ。これらの赤ん坊は驚くほど長い時間目を覚ましていた。敏感で注意深く、静かに満ち足りていた。赤ん坊たちはほとんどなくことがなかった。
母親は子供とキズナで結ばれ、子供のどんな要求も、その子が泣いて訴える破目になる前に察知された。母親は子供のどんなしぐさにもこたえ、その動きを手助けもした。そのため、子供の動きは全て思いどおりの結果となった。
これらの赤ん坊たちは、生後2日(48時間)目には前腕を支えてやる明けでまっすぐお座りできた。しかも背中はピンと伸び、首の座りも万全で、目は自分の意思と知能で母親をしっかり見据えていた。そしてにこにこと笑っていた。
おもらしをしないウガンダの赤ん坊
第7章
ジーン・マッケラーが夫の医療の仕事についてウガンダに言っていた頃の話をしてくれた。
現地の母親たちは、子供を医者に見せるために、何時間も我慢強くたって並んでいることが度々あった。小さな赤ん坊たちは母親の胸に吊り下げられたり、吊り帯で運ばれていた。赤ん坊たちにはおくるみもおしめもされていなかった。
にもかかわらず、長い時間待たされた挙句医者が診断する段になっても、おもらししている子は一人としていなかった。
ジーンは不思議に思って、おしめなどを使わないでどうやって赤ん坊を清潔にしていられるのかを何人かの母親に聞いてみた。
母親「ちょっとヤブに行ってさせるだけですよ」
ジーン「じゃあ、赤ちゃんがおしっこしたくなる時にはどうやってわかるの?」
母親たちはジーンの質問に驚いて叫んだ。
母親「あなたは自分がしたくなる時、どうやってわかるの?」
スワジ族というアフリカの狩猟採集民族の調査をしたコナーによれば、彼らもウガンダじんと同様の恰好で赤ん坊をつれて歩き廻っている。母親たちは赤ん坊の排便や排尿の時間を必ず事前に察知し、ヤブへ連れて行った。母親は赤ん坊のあらゆる状態を察知し、その子の欲求の全てを予知するのだった。
「子供にパンツをはかせると、おもらししやすい」と聞いたことがある。
便利なモノに頼ると生まれ持った感覚は鈍り衰える。